人間にはまかせちゃいらせない! 世界から動物たちが集まりました。 1997年12月の地球温暖化防止京都会議と共にはじまりました。 世界から集まった動物たちが、身近な「かんきょう」問題をテーマに、おもしろおかしく会議をくり広げ、環境問題への興味と問題意識を喚起することをねらいとしています。 絵本版「動物かんきょう会議」では、動物たちが、身近な環境問題の7つのテーマ「森」「ゴミ」「クルマ」「エネルギー」「食」「海と川」「動物」について話し合います。登場するキャラクターたちは、お国柄を漂わせる個性派ぞろい。そんな動物たちがくり広げる会議は、外国文化への無知や偏見、エゴも絡んだ、カンカンガクガクの議論に発展します。しかし、話し合いを通して、次第に相手を理解しはじめた動物たちは、地球の未来のためにできることを考えていくのです。 第2のテーマは、異文化コミュニケーション。 自分と異なるものに興味を向け、理解することの大切さや楽しさを体験することを目的にしています。 原作・演出:イアン 原作:マリルゥ 絵:アンデュ プロデュース:イアン
のら猫が生きる世界は過酷だが 愛と情けと感動でいっぱい! 目つきが悪くて、ガラが悪くて、ケンカっぱやい!クロッチは、都会の、とある住宅地をネジロにするオスののら猫です。 子猫や年老いた猫たちへの面倒見がよくてやさしいクロッチ。頭の回転が早く、身体能力も抜群のクロチは、界隈の猫たちから一目おかれる存在です。 でも、実はとってもシャイで、無理に人間に近づこうとすると、おもらしをしてしまうという恥ずかしい秘密。 まわりで産まれる子猫たちが、やさしい里親さんのもとにもらわれていくなか、人に慣れる事のできないクロッチは、いつまでもドロボウのら猫として、アスファルトの上で生きていくしかないのです。砂場のトイレなどないので、クロッチはスーパーの駐車場のくぼみで用をすませますが、見つかるたびに店員さんから怒鳴られます。 そんなクロッチの夢は、 おいしい魚をたらふく食べる事。 でも一番の願いは、やわらかい土の上に草花に隠れて用を足す事。 そして木陰のやわらかい落ち葉の上でひっそりと眠る事。 土と緑が消えいく中、厳しい競争社会を生き抜くクロッチの日常を、個性的なノラ猫、飼い猫たちとの交流をまじえて描く切なくもおもしろおかしい物語がはじまります。 原作:かりにゃん&クロッチ プロデュース:イアン